2025.06.02
レイラはプラスチック使用量をどれくらい削減できた?
プラスチック容器の原料は石油資源であり、資源の枯渇とともに処分には地球の温暖化の原因となるCO2を発生します。
レイラ化粧品はプラスチックの削減をめざして容器の改良を行ってきました。いまでは当たり前になっているファンデーションの詰替え用は1974年から取り入れています。1984年に発売したボトル入りシャンプーは2000年に袋入りの詰替え品に移行し、ボトルは別売りとしました。詰替え容器はポリボトルやメイクコンパクトに比べてプラスチック使用量を70~80%抑制することができます。
最近ではカーボンニュートラルを特長とした「バイオマスプラスチック」を利用するメーカーが増えていますが、トウモロコシなどの食糧市場と競合するものを原料とするケースが見られます。レイラでは食糧にはならないサトウキビから砂糖を精製するさいの副産物である廃糖蜜を発酵,合成して得られるプラスチックを採用しています。またプラスチック製品の生産過程で発生する端材、バリ、不良品などを利用して新たなプラスチックを成型する「プレコンシューマー材」や、「藁のセルロース」で合成されるプラスチックも使用しています。
そこでレイラはどのくらいのプラスチックを削減できたか、2023年度1年分で紹介します。
○メイク製品、シャンプー、ボディソープの詰替えにより3,588㎏
○バイオマスプラスチックボトルの使用で419㎏
合計4,007㎏の削減になりました。これはインドゾウ一頭分の重さです。
CO2に換算すると12,423㎏です。
これは燃費15㎞/Lのガソリン車で地球(赤道4万km×2)を二周した時に排出するCO2量になります。
それでもまだレイラのプラスチック容器の使用量の36%程度です。
2024年度はバイオマスプラスチックボトルの採用量を増やし、プレコンシューマー材、藁のプラスチックの利用も加わりますので削減量もさらに増えます。
レイラ化粧品は地球温暖化の防止や資源の保全に配慮し、将来にわたって人を含む生態系が平和で豊かに暮らしていける持続可能な社会をめざします。