2025.05.10

研究室製品ニュース トピックス10

【研究開発部部員 マジメにつぶやきました】

~香料編~香料 好き?嫌い?

 香りは日常生活の中にたくさんあります。においと言った方がわかりやすいかもしれません。例えば食べ物から出るにおいで「おいしそう」、バラの香りはステキ、加齢臭が気になるなど、においのない生活を想像できる人は少ないのではないでしょうか。では香料はどうでしょうか。
 香料には、食品に添加されるフレーバーと、化粧品等に配合するフレグランスがあります。また、香料には天然香料と合成香料があり、それらを組み合わせることもあります。香料に対する考え方は様々で、フレーバーは危険な食品添加物であると考える方もいれば、香りのある化粧品を好む場合にはフレグランスは化粧品に必要と考える方もいます。
 レイラ化粧品では、基礎化粧品は「肌につけたまま生活するため無香料が良い」という考えから無香料に、その他の化粧品は必要と思われる場合に限り配合しています。香料にアレルギー反応がでる方がたまにいますが、香料の原料の中にアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因となる物質)があるためです。香料が必要と思われる例としては、配合原料のにおいがとても気になる、頭髪製品にはわずかに香りが欲しい、などがありますが、配合量はかなり抑えています。香料を配合していることで、ごく一部の方に化粧品が合わない可能性はありますが、今までの経験ではアレルギー性接触皮膚炎の事例はほとんどありません。
 香りを少し楽しみたいという要望を取り入れた例をあげます。香料表示ではなく精油単品のものとしては、「レイラ ボディクリーム」にはグレープフルーツ果皮油、「エルデ 薬用ボディソープN」にはラベンダー油を配合しています。グレープフルーツ果皮油は微量のため光毒性の危険性はありません。ラベンダー油は原料臭緩和のためでもあります。香料表示の例ではシャンプーがあります。
 実は香料を配合する場合に、少し困ることがあります。香りの感じ方は好みに左右されるため、意見が割れることはよくあるからです。香りは難しい…私の独り言です。